自分のお金を借りる?契約者貸付
2018年08月22日 15時58分

それも、借金のような、借金ではないような形で、です。
生命保険の内容
生命保険でも掛け捨ての保険ではも解約返戻金がないので意味がないですが、大手の生命保険で満期がある内容であれば、契約者貸付ができます。そのお金は、積立として満期に受け取れる内容であり、解約の90%までは自由に引き出しができます。生活費として、何かの大きな買い物など使途は自由です。いっそのこと解約をしてしまうのも一つの手ですが、契約者貸付での引き出しをしたとしても、保険内容は変わらない点では有利です。すなわち、生命保険の機能を残したままお金を自由に使える画期的な方法です。
審査などは一切なし
契約者貸付というのは、保険料として収めた保険会社が運用している部分です。満期で受け取れる部分では、金利がいくらかあり、運用されています。
貸付では、その金利が利息として徴収されることになります。
例えば、解約返戻金100万円だとすると、契約者貸付が90万円までOKです。
生命保険の満期における金利が2%だとすると、契約者貸付では2%で借入ができます。
冒頭に借金ではないといったのは、貸付部分の返済ができないと、自動的に解約になります。
この時に解約返戻金はゼロです。
借金ではないと言ったのは、後で貸付部分を金利とともに返済をすることで、生命保険本来の働きができ、満期にはきちんと当初の満期金を受け取れる内容です。自分のお金ですが、生命保険に保険料とした時点で、生命保険と言う金融機関にお金を預けた形になります。ですから、契約者貸付では審査なしで自由に自分のお金を引き出す、返済は生命保険に金利を払うということです。
キャッシングではない
借金ではないというのは、元手が自分のお金だからです。貯金では、定期預金で同じように貸付ができ、仕組みは同じです。
生命保険の契約者貸付も定期預金の貸付も金利がキャッシングよりもずっと低いこと、自分のものであるので審査がない。ただ、もらえるはずのお金が少なくなったり、なくなってしまうのですが、まとまったお金がある場合、カードローンなどのキャッシングよりも健全です。
信用情報も無関係であり、長期間生命保険を続けている場合は、かなり美味しい資金調達と言えるでしょう。
掛け捨てで、解約返戻金があるものでも長期間の契約と、運用部分がないと契約者貸付はできないです。